2025/4/22

うねり・パサつきに悩む50代へ
――美容室いらず!自宅でできるケア方法

「髪がまとまらない」「朝、うねりがひどくて外出したくない」
「パサつきが気になって、後ろ姿が一気に老けて見える」
「昔はもっとツヤがあったのに…」
50代を迎えると、多くの女性が髪質の変化に戸惑います。
加齢による女性ホルモンの低下や、頭皮の環境の変化により、うねり・広がり・パサつき・ツヤの低下などの症状が出やすくなるのです。

でもご安心を。
しっかり原因を知って、正しい対策をすれば、美容室に頼らなくても自宅で“扱いやすく、若々しい髪”に近づけることができます
今回は、うねり・パサつきに悩む50代女性に向けて、今日から実践できるヘアケアの方法をわかりやすくご紹介します。

※イメージ



なぜ50代になると髪が変わるの?


髪のうねりやパサつきの原因は、主に以下の通りです。

◎ ホルモンバランスの変化

50代になると女性ホルモン「エストロゲン」が急激に減少。
このエストロゲンは、髪のハリ・コシ・ツヤを保つ働きがあり、減少により髪が細くなり、水分保持力も落ちるため、うねりやすく・乾燥しやすくなります。

◎ 頭皮の乾燥・硬化

加齢とともに頭皮も乾燥し、硬くなりがち。
血行が悪くなることで栄養が届きにくくなり、毛穴の形がゆがむことで髪にうねりが出てしまうのです。

◎ 外的ダメージの蓄積

紫外線、乾燥、カラーやパーマの繰り返し。
こうした日々のダメージが、髪の表面(キューティクル)を傷つけ、水分を保持できなくなると、パサつきや広がりにつながります。


自宅でできる!うねり・パサつきケア5つの基本


1. 洗いすぎない&乾燥させないシャンプー選び


洗浄力が強すぎるシャンプーは、必要な皮脂まで奪い、頭皮と髪をさらに乾燥させてしまいます。
50代以降はアミノ酸系のマイルドなシャンプーがおすすめ。

✅ 香料・アルコールが少ないもの
✅ ノンシリコンでも保湿成分入りのもの
✅ 地肌ケアに特化したエイジングケアタイプ

シャンプー前の「予洗い(ぬるま湯で1〜2分)」だけでも汚れの7割は落ちると言われています。
指の腹でやさしくマッサージするように洗いましょう。

2. トリートメントは“内部補修型”でじっくり浸透


市販のトリートメントでも、「髪の外側」ではなく「内側」を補修する成分が入ったものを選びましょう。

✅ ケラチン、セラミド、アミノ酸系成分配合
✅ 週1〜2回は集中ケア用の“ヘアマスク”を併用
✅ お風呂上がりはタオルドライ後に“洗い流さないトリートメント”で保湿&保護

毛先中心にしっかり揉み込むのがポイント。
蒸しタオルを巻いて5分置くだけでも浸透力がアップします。

3. ドライヤーは「素早く+低温+ブロー意識」


自然乾燥はNG!髪が濡れたままだとキューティクルが開いたまま傷みやすくなります。

Point



まずは根元から風を当てて、全体を8割乾かす
毛流れを整えながら、上から下へ風を当てる(キューティクルを閉じる)
最後は冷風でキュッと引き締めてツヤ出し

✅ ブラシブローやロールブラシで仕上げると、うねりを整えやすくなります。

4. 週1回の“頭皮ケア”で根本から改善


うねりやパサつきの根本には、「毛穴のゆがみ」や「血行不良」が関わっています。
そこでおすすめなのが、頭皮のマッサージやクレンジング

✅ スカルプブラシでのマッサージ
✅ 頭皮用美容液の導入
✅ クレイ系やオイル系の頭皮クレンジング(週1回)

血流が促進されることで、髪の育ち方そのものが変わってきます

5. 日中の乾燥・紫外線ダメージから守る


日常生活でも、髪は「空気の乾燥」「紫外線」「摩擦」にさらされています。その対策として、

✅ UVカットスプレー(髪・頭皮兼用タイプ)
✅ 帽子や日傘での物理的ガード
✅ 外出前のヘアミルクやオイルで保護膜をつくる

といったケアを習慣づけるだけで、髪の傷み方が劇的に変わります


プラスα:食事と睡眠が美髪の基本


髪も肌と同じく、体の内側からつくられます。
偏った食生活・睡眠不足・ストレスはすぐ髪に表れやすいため、栄養と休息も“ヘアケアの一部”と考えましょう。

✅ タンパク質(卵・魚・豆腐など)
✅ ビタミンB群・鉄分・亜鉛
✅ 水分摂取をしっかりと
✅ 質の良い睡眠を6〜7時間以上

毎日の積み重ねが、未来のツヤ髪を育ててくれます。


まとめ|50代からの髪は“手をかける価値がある”


※イメージ


若い頃のように放っておいてもまとまる髪ではないからこそ、きちんと向き合えば、結果が出やすいのが50代の髪でもあります。

うねりやパサつきは、加齢によるものだから仕方ない――そう諦める前に、
「丁寧に洗う」「正しく乾かす」「定期的にケアする」
そんなシンプルな習慣を取り入れてみてください。
鏡に映る後ろ姿が少し整っているだけで、
気持ちが明るくなり、自信も湧いてきます。

50代からの髪は、ただの“見た目”ではなく、その人らしさの象徴
今日から、あなたの髪をいたわる時間を、自分自身を愛する時間に変えてみませんか?



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